早漏の薬は色々試すべき

親密な関係になった二人が、性的な絆を結ぼうとするのは自然な行為であり、また感情です。
そして付随する快感に耽るのもまた、二人の関係性を深めるのに役立ちます。
実際には生物として子孫を残す、自らのDNAを残すというのが本能的なテーマですが、愛を深めるため、そしてこれを持続させるためにセックスは有効です。

しかし例えば、男性の側に早漏という問題があった場合、様々な不都合をきたすことがあります。
この稿では、早漏とは何かを中心に、付随して起こりうる問題に触れながら、それをどうやって改善して行くかという問題を、薬を用いることを視野に入れて考察していきます。
特に経験の浅い若い人たちには有益な情報を提供することができるでしょう。

早漏って何?

寝床で喧嘩する男女

それでは改めて、早漏というのはどういう事象を指すのでしょうか。実は医学的には早漏という事象に、明確な定義というものはありません。
そこを敢えて述べるならば、早漏とは性行為において男性がペニスをパートナーの膣に挿入してから、短時間のうちに射精に至ること、ということができます。
反意語は遅漏であり、挿入後射精に至るまで長時間を要することを指します。

早漏だとどういう問題があるでしょうか。
端的に言えば、性行為においてパートナーが十分な快感を得てオーガズムに達する前に、男性が先にオーガズムを迎えてしまうということです。
男性の側はオーガズムを迎えるというのは射精するということとほぼ同義であり、射精してしまった後のペニスは縮小して柔らかくなってしまい、それ以降性行為を続けることができません。
一方パートナーの側は、男性が先に果ててしまって行為を継続できなくなれば取り残され、また十分な快感を得られずに、極めて不満が残る結果となってしまいます。

こうした状況が続くと、パートナーはその男性との性行為に不満を持つようになります。
また男性の側も、パートナーを満足させてあげられなかったということから、自信喪失に陥ってしまいます。
もちろんそれでもお互いが愛し合っていて関係性を継続できればいいのですが、中には男性の早漏が原因で不幸な結果に終わってしまうカップルも実際にはたくさん存在します。

しかしもし、男性の持続時間が短くてもパートナーがきちんとオーガズムを迎えて満足する性行為であれば、時間が短いということはさして問題にはならないはずです。
二人が満足できるのであれば、早漏であろうが遅漏であろうが問題はないのです。

早漏の問題としっかり向き合う

しっかり向かい合う男女

そこで改めて早漏とは何か、という定義を考えてみると、暫定的には、性行為においてパートナーがオーガズムを迎えて満足する前に男性が射精に至って果ててしまい性行為を継続することができないこと、とすれば良いでしょう。
これはあくまで二人の関係性において、性的に両者が完全に満足できるかどうかを、男性の持続時間に焦点を当てて考えている訳です。

反対に遅漏の場合は、パートナーがオーガズムを迎えても男性の側が射精に至らず、膣の潤いがなくなって行為を続けるのが苦痛になるという問題が起きてしまいます。
ということは男性の持続時間が長過ぎても問題があるということが分かります。

さて早漏の問題も、男性が経験を重ね、時にパートナーの協力を得ることで、かなりの程度改善することができます。
その一方でどうして早漏になってしまうのかという原因を十分に考えて検討し、適切な対策をとることも必要になって来るでしょう。
原因が分かれば解決策というのは自ずと明らかになってくるものです。
であれば、早漏の問題によってカップルの関係性が不幸な結果に終わらないように、きちんと対策を立てていくべきなのです。

早漏の原因とは

それではここで、早漏の原因になりうることをいくつか想定してみることにします。

まずは男性が経験不足で、性的な刺激に対し大いに興奮してしまい、その結果はやく射精に至ってしまうということがあげられます。
このことのみが原因である場合は、時間が解決するということもできるでしょう。
カップルが二人とも大らかな性格であり、早漏について過度に神経質とならず、ゆっくりと関係性を深めていけば徐々に状況は改善していくということになります。
ただし改善に至るまでには長い時間を要するということになります。

さらに男性が、性的刺激に過敏であり、射精に至るまでの時間を到底コントロールするまでに至らないということもあるでしょう。
過敏性の早漏という訳です。
この場合は先に述べた経験が浅いことに起因する事象に較べると、改善するのが難しい可能性があります。
パートナーはこの点で十分な配慮が必要になり、改善に向けて協力していく必要性が生まれてきます。
例えば挿入前にパートナーが男性のペニスを愛撫するのも程々にするなどして、挿入前の刺激をできるだけ抑える配慮も必要になるでしょう。

包茎も早漏に関係する

もし男性が包茎であるとしたらどうでしょうか。
包茎には様々な種類がありますが、性行為を可能にするためには、ペニスが勃起した時に包皮が後退して自然にあるいは人為的に亀頭が露出しなければなりません。
つまり平常時は亀頭が包皮に覆われていますので、日常生活の中では刺激に対して過保護になってしまい、いざ性行為の際には過敏になって早漏になることでしょう。
これは過敏性の早漏というよりは、原因が特定されますので包茎性の早漏と呼ぶことができそうです。

精神面が原因になっていることも

もうひとつ、心因性の早漏という状況も考えられます。
何らかの事情で性行為に自信が持てず、特に早い段階で射精に至ってしまうのではないか、パートナーを満足させられないのではないか、と精神的にやや強迫的な状況に陥ってしまうことから起こります。
そして早漏つまり失敗を恐れ、常に萎縮して苦手意識を持ってしまい、ネガティブ・スパイラルに陥ってしまっていつも同じ結果を迎えてしまうということです。
性行為はカップルで楽しむものですから、一方が苦手意識を持って萎縮したら、やはり良い結果は得られません。

さてこれまで見てきたように、早漏のパターンには過敏性・包茎性・心因性の三つが存在することが分かりました。
これらは全く異なるバリエーションというよりは、常に複数の原因が交錯している場合もあるはずです。
ひとつの原因を取り除けば劇的に改善する可能性もありますし、三つの原因に分けて対策をそれぞれに考えていかなければならないこともあります。

たとえば包茎手術を受けて平常時でも常に亀頭が露出しているようになったとしても、改めてそこで過敏性の問題は残り、包茎性という原因が取り除かれたとしても今しばらくは性的刺激になれるまでに時間がかかる、というような状況もあり得るでしょう。

早漏治療薬全般に言える注意とは

それでは早漏を改善していくためにとるべき手段にはどのようなものがあるでしょうか。
先に述べた通り複合的な原因があれば、包茎手術を受けたからと言って過敏性・心因性早漏がすぐに改善する訳ではありません。

一番有効な手だては、病院で診察を受けるということが考えられます。
まずは泌尿器科の医師に相談してみるのが有効です。早漏の度合いが極度に著しい場合は、泌尿器科の受診は良い結果をもたらすはずです。
必要に応じて医師は、精神科や心療内科を併せて受診することを勧める場合があるかもしれません。
精神科・心療内科での診療には、即効性のある処置は期待できないかもしれませんが、メンタルの不安を取り除いてもらえる可能性があり、心因性の早漏の場合にはメリットが大きいと考えられます。

泌尿器科の診察においては、薬を処方してもらえることがあります。

インターネットで早漏を改善するための薬を探してみると、様々なものが見つかります。
たとえばスプレー薬をペニスにかけて感覚を麻痺させるというものです。
しかしこの場合はパートナーの感度を麻痺させてしまうという好ましからざる副作用がありますので、本稿では除外し、内服薬と限定して話を進めることにします。
それでは早漏対策の内服薬としてはどのようなものがあるのでしょうか。

まずうつ病患者に投与されるSSRIというタイプの薬があります。
これは選択的セロトニン再取り込み阻害薬という訳語が与えられているいわゆる抗うつ薬です。
これは早漏の原因として脳内のセロトニンという神経伝達物質が不足しているので、セロトニンを殖やすという目的で投与されます。
治験の段階で挿入後射精に至るまでの時間が4~8倍になったという実績があります。薬品名ではパキシルやプロザックがあります。

ダポキセチン配合の薬について

もうひとつSSRI系の薬でダポキセチンというものがあります。
ただしこちらは抗うつ薬ではなく早漏改善の目的に特化した薬です。
またバイアグラなど勃起やその持続に定評のある薬が早漏防止に役立つという報告もあります。

内服薬としてはこのように様々なものがありますが、注意すべき点も少なくありません。
それはたとえば早漏改善という目的に特化して考えた時に、必ずしも万人に効くというものはないのです。
また価格が極めて高価なもの、様々な副作用が認められているものなどがあるからです。
そのため医師とよく相談した上、ある程度は試行錯誤のプロセスが必要だという前提に立って、いくつかの薬を試してみるという必要性のあることを想定しておきましょう。

早漏治療薬は高価なものが多いですが、ポゼットはジェネリック医薬品なので安く買えます。どうしても早漏を治療したい方は費用を抑えるためにもジェネリックを使うのもよいでしょう。

またさらに重要な注意点として、世界的には実績がありながらまだ日本では認可されていないという薬が存在することです。
この場合は輸入医薬品の取り扱い実績が豊富な医療機関に医師から紹介状を出してもらうということになります。
インターネットでは個人輸入業者が見つかりますが、かなりの確率で偽物を掴まされてしまうという問題も多発していますので、注意が必要です。

刺激に弱い早漏!でも痛みを与えても治らない

ところで早漏の原因として、先に過敏性・包茎性・心因性と三つのパターンをあげました。
様々な状況がある中で、早漏の原因として最も重要視すべきなのは、まずペニスが性的刺激に対して過敏であるということでしょう。
射精に至るメカニズムはペニスに刺激を与え続けることによって起こりますから、刺激に対して敏感であればあるほど早漏の傾向が高まるのは当然です。
包茎性早漏の場合もペニスが刺激に対し過保護であるからであり、心因性の場合も根底には刺激に弱いからという理由があります。

ならばペニスに強い刺激を与えれば良いという解釈も出てきそうです。
たとえばマスターベーションの際に、手に過度に力を入れて痛みを感じるほどに刺激を与え続ければやがて過敏であるという段階を脱することができるのではないかという思惑です。
それは確かにそうなのですが、弊害もあるので注意が必要です。
痛みを感じるほどに過度の力をかけてマスターベーションをすることに慣れてしまうと、性行為の際に膣の圧力では足りなくて射精に至らなくなってしまうという問題が起きてしまうからです。

さらに性行為の際、射精が近づいてきた気配を感じたら、ペニスを抜いて亀頭を手でつねるようにして痛みを与え、快感を遠ざけるという手法も知られています。
この方法でもやはり注意点があります。射精が近いサインを感じたタイミングではもう遅過ぎるということです。その段階では射精を止めることはほぼ不可能でしょう。
そのためより早いタイミングで察知する必要がある他、パートナーとの間で唐突に行為を中断してしまうことでの興ざめをどうするかという問題が残されます。

こうして痛みを与える方法というのは、コツを掴めば射精までの時間を長くするために有効であるとは一応言うことができるでしょう。
しかしこうした方法では、一時的に射精を遅らせる事はできても射精に至るまでの時間をコントロールするというより大切な訓練にはなりません。
快楽を追求するに際して痛みを与えなければならないという手法は、そもそも意味不明でもあります。
そして根本解決にはつながらないという点で注意すべきなのです。

結局早漏の悩みはどう解決する?

安心して相談できる医師のイメージ

それではどうしたら良いのでしょうか。
まずは早漏の度合いが酷いという自覚があるのでしたら、やはり病院を受診することです。
必要に応じて薬を処方されたり、メンタル面での様々な助言は極めて有益です。
必要に応じて包茎手術を受けるのも良いでしょう。

それでもなお一番大切なのは、やはりパートナーとの信頼関係です。
コミュニケーションをしっかりとって、当事者間の問題として話し合うことが必要でしょう。
性行為においてもどちらかが満足すればそれで終わりではなく、お互いにどうしたいかを話し合ってみるのです。
先に述べた通り、たとえ挿入後射精に至るまでの時間が短くても、それまでにパートナーが満足すれば良いのなら、前戯に十分な時間をかけることで解決してしまうということもあるのです。

そうして成功体験を重ねていくうちに、男性にも自信と余裕が生まれ、やがて両者が望むような行為に発展していくものなのです。

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